地図を重ねて表示する

バージョン2.5から複数の地図を重ねて表示できるようになりました。

対象となる地図の上に最大2つまで地図を重ねることができます。
(数値地図と標準マップは対象外ですすみません)
iPhone4、および第3世代iPadでは地図を重ねて表示すると描画が非常に重くなります。重ねて表示したい場合はできるだけ最新の端末をご利用ください。

デフォルトで、色別標高図は地理院地図と、シームレス地質図は地理院地図および色別標高図を重ねて表示する設定になっています。それ以外の地図は最初は単独で表示する設定になっています。

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現在表示対象としている地図を「対象地図」として、それぞれの対象地図毎に地図の重ね合わせ状態を持つことができます。
重ね合わせの設定をするには、対象とする地図を選択して表示させた上で、横の青いボタン(図赤矢印)をタップします。すると下部に地図レイヤ設定を表示します。(災害対応マップの場合、テーブルの横に青いボタンが表示されます。わかりにくくてすみません)

左に縦に3つ並ぶのがレイヤ選択ボタンで、その右側で選択されたレイヤの設定が行えます。
レイヤ1は必ず対象の地図で、変更できません。その上のレイヤ2、レイヤ3に別の地図を設定します。

さて、ほとんどの地図ではデフォルトでレイヤ2に地理院地図が設定されているのですが、でも地理院地図は表示されていません。レイヤ2を選択してみましょう。
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不透明度がゼロになっています。なので表示されてません。

ここで不透明度を上げてみましょう。
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半分くらいに上げると、上に重ねたレイヤの不透明度が半分なので、下の地図と半々のブレンドで表示されます。

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不透明度を最大にすると下のレイヤの地図が全く見えなくなってしまいます。
この辺の動作はPhotoShopなどの画像編集ソフトのレイヤとだいたい同じです。

「重ね方」のところで下のレイヤの地図とのブレンド方法を変えることができます。
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乗算を選択すると、下のレイヤの地図とポジフィルムを重ねて見るようなカンジに合わせて表示できます。乗算そのままだと表示が煩くなることが多いので、その場合適宜不透明度を調節します。
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迅速測図の上に地理院地図を薄く乗算で重ねることで、迅速測図をメインに見つつも地理院地図で現在の状況も確認することがきます。通常のブレンドだと透明度を上げ下げするとどうしてももやっとしてしまいますが、乗算だとそうならずに済みます。乗算で重ねる場合は上のレイヤと下のレイヤで別個に不透明度を調整することができます。

重ね方には通常と乗算のほかにもうひとつ「白抜き」があります。白抜きは、地図をグレースケールに変換し、それを白が透明で黒が不透明なマスクとしたうえで青または赤のベタ色を下のレイヤの上に重ねます。
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このように迅速測図の上に地理院地図を「白抜き青」で重ねると、白抜き青化することによってトーンが抑えられ、元の迅速測図を邪魔しなくなります。

もうひとつ「白抜き」の例を挙げましょう。
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これは国土画像’74〜’78の上に地理院地図を乗算で重ねているのですが、元の航空写真が黒いため、乗算だと何がなんだかわかりません。乗算で重ねる場合どちらか片方が黒だと必ず黒になってしまうので、こういう場合うまくいかないのが欠点です。

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乗算の場合、対処法としては黒すぎる方の不透明度を下げてやります。そうするともう片方のレイヤの地図も見ることができるのですが、主となる国土画像’74-’78の方の透明度を下げるので、どうにももにょった感じになります。

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ここで、上に重ねる地理院地図を「白抜き青」にしてみます。地理院地図の白かった部分は透明になり黒かった部分は青がベタに被さるので、主となる国土画像’74-’78をしっかりと表示させながら地理院地図の表記を参照することができます。

重ね方を通常、または乗算にした場合、そのレイヤの地図の彩度を調整することができます。これはもっぱら「色別標高図の色が煩すぎる。陰影だけ欲しい」って時に色別標高図をグレースケール化するのに使うのですが、従となる地図のトーンを落として目立たなくしたりなどといった用途に使えます。

地図の重ね合わせのいくつかの例は 地図の重ね合わせの例 をご覧下さい。